【新華社北京8月20日】中国聯想集団(レノボ)が16日朝に香港地区で発表した2018~19会計年度第1四半期(4~6月)の業績報告書によると、同期の売上高は同四半期で過去最高の119億1千万ドル(1ドル=約110円)に達し、前年同期比19%増となった。2桁台の伸びは2四半期連続。これ以前の最高は2015~16年度第1四半期の107億2千万ドルだった。レノボの売上高の伸びは4四半期連続で高まっている。中国証券網が伝えた。
レノボの収益力は明らかに改善した。第1四半期の税込み利益は前年同期比1億8200万ドル増の1億1300万ドル。税抜き後の株主に帰属する純利益は7700万ドルに達した。楊元慶董事長兼最高経営責任者(CEO)は「レノボの第1四半期の業績は、その発展がコーナーをすぎ、エンジンフル回転の状態に入ったことを示している」と述べた。
レノボの売上の急増と収益力の大幅な向上は楊元慶氏が2016年末に打ち出した「三波戦略」の実施によるところが大きい。第一波の戦略は、パソコン事業の世界をリードするポジションと収益力を保つ。第二波の戦略は、データセンター事業とモバイル事業を新たな成長と利益のエンジンにする。第三波の戦略は、「デバイス+クラウド」と「インフラ+クラウド」で、製品そのものからスマート産業のエコシステムへの進化を促す。第1四半期の業績からは、これらの戦略がカバーする事業の収益力は全面的に改善している。
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