【新華社北京8月20日】中国アルミ業界最大手の中国鋁業は15日、2018年上半期決算を発表した。これによると、上半期の売上高は前年同期比10・24%減の821億元(1元=約16円)、親会社株主に帰属する当期純利益は15・13%増の8億4800万元だった。中証網が伝えた。
公告によると、上半期、国内の酸化アルミの最高値は1トン3172元、最安値は1トン2637元で、平均価格は2888元、前年同期より7・68%上昇した。主要製品の生産量はそれぞれ異なる程度で拡大した。同社はコスト削減に力を入れており、酸化アルミと電解アルミのコストはいずれも前月比で低下し、一部製品のコストは先端的なレベルに達したという。
中国鋁業の担当責任者によると、上半期の営業キャッシュフローは67億4千万元でここ5年の同期の最高水準を更新し、経営の質と効率も持続的な改善を見せ、構造転換・高度化が進み、質の高い発展に向けて新たな段階に突入した。同社は品質や効率、原動力の変革を推進し、各分野で大きなブレークスルーを実現している。
業界アナリストによると、上半期の市況変動を受け、ボーキサイト、苛性ソーダ、石炭、電力といった原材料は異なる程度で値上がりしたが、世界経済の回復を背景として、消費ブームの到来や過剰生産能力の淘汰、最も厳しい環境保護政策の実施、基準をクリアしない企業の撤退、供給側の生産制限による需給関係の改善により、中国鋁業は下半期、収益力を改善し、株主により多くの価値を創出し、質の高い発展を新たに段階へと引き上げるものだと期待される。
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