【新華社ウルムチ8月14日】中国新疆ウイグル自治区銀行業監督管理局はこのほど、「新疆銀行業の南疆四地域・州(注)中における絶対貧困地域の貧困脱却堅塁攻略への支援の実施意見」を発表し、新疆銀行業が一層団結し、南疆四地域・州の貧困脱却堅塁攻略支援を推し進めて行くとした。
同「意見」は次のように指摘した。新疆銀行業は貧困対策のため、金融サービスの重点分野と脆弱な部分をしっかり見つけ出し、貧困家庭への支援と貧困地域での産業支援を並行して行い、制度と商品サービスの革新の相乗効果を模索し、市場運営とリスク管理を有機的に結び付け、南疆四地域・州の絶対貧困地域の貸付の利用可能性を高め、金融による貧困対策の先駆者になる必要がある。
南疆四地域・州の貧困脱却堅塁攻略で存在する産業の推進力不足の問題や、貧困対策小口貸付金の使用管理が規範化されていない問題と困難に関して同「意見」は次のことを求めた。▽優遇政策をしっかりと、かつ十分に活用し、差別化支援策を実施▽信用貸付を最大限利用し、貧困対策小口貸付で融資すべきは融資する▽銀行拠点配置の適正化を推進し、「金融+インターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティング」などの農村金融分野での応用を拡大▽駐屯している作業チームを切り口に、信用貸付の支持と利便性の高いサービスを中心に的を絞った金融による貧困対策モデルを積極的に構築▽「信用貸付+担保」のサービスモデルを推進し、省・市・県の各級農業信用貸付担保会社との全面的なマッチングを加速させる。▽貧困対策小口貸付の保証、保険などを全力で推進し、貧困地域の企業と貧困家庭の貸付の利用可能性を高める。
保障措置について同「意見」は、▽引き続き銀行業が南疆地域で金融機関を合理的に設置するよう導き、南疆四地域・州の現地農村中小金融機関が金融分野の空白地帯をカバーすることに取り組み、脆弱となっているところの金融サービスの強化を奨励する▽貧困対策の主な担当銀行の貧困地域発展支援における効果と評価を刷新し、評価結果を監督管理の評価、幹部の実績評価、年度監督管理の評価、市場参入、差別化された監督管理の実施などの重要な参考とする、としている。
(注):南疆四地域・州は和田(ホータン)地域、阿克蘇(アクス)地域、克孜勒蘇柯爾克孜(クズルス・キルギス)自治州、喀什(カシュガル)地域。
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