【新華社深圳8月1日】中国広東省広州市の中山大学は7月30日、深圳で宇宙重力波探査地上シミュレーターを建設すると発表した。中国の重力波探査に、総合的なシミュレーション環境と新たな研究手段をもたらすことが期待される。
同校によると、シミュレーターは、空間複雑性環境シミュレーションシステムと超高精度慣性基準シミュレーションシステム、長基線レーザー干渉計シミュレーションシステム、数値シミュレーション・数値応用システムの4システムを統合したもので、完成後は重力波探査でトータル的なシミュレーション機能を備える。高精度慣性基準や超遠距離天体間距離測定、宇宙空間の複雑性環境が与える影響の高精度評価、自由度の高い編成制御等のコア技術の難題解決をサポートすることが可能になるという。
同シミュレーターは同校深圳キャンパスに設置される予定で、総投資額は10億元(1元=約16円)を超えるという。
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