【新華社北京８月２日】中国鉄路総公司によると、地方を主要投資者とする中国初の高速鉄道、山東省内の済南市と青島市を結ぶ済青高速鉄道が１日、総合調整作業を開始した。高速鉄道車両による走行試験も開始し、今年末までに開通する見込みだ。
中国中鉄電気化局集団第三工程有限公司の済青高速鉄道プロジェクト責任者によると、済青高速鉄道は、中国の南北と東西方向にそれぞれ４本の高速鉄道を通す「四縦四横」高速鉄道網計画の太青（山西省太原市～青島市）旅客輸送ルートの重要な構成部分であり、山東半島を横断する全長３０７・９キロ、設計時速３５０キロの高速鉄道だという。
済青高速鉄道の開通後は、京滬（北京市～上海市）高速鉄道や石済（河北省石家荘市～済南市）、石太（石家荘市～太原市）旅客専用線と接続して、山東半島から京津冀（北京市・天津市・河北省）や東北地域、中原地域、長江デルタへ至る高速旅客輸送ルートが形成される。山東省内の２時間交通圏も形成され、同省と３大経済地域（東部沿海地域、中部地域、西部地域）の接続や国家級発展戦略の実施推進に重要な意義を持つ。
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