【新華社北京7月31日】「国際軍事競技大会2018」の中国主催種目が29日正式に始まった。中国軍は5年連続の出場で2年連続の種目主催となる。今年の大会では、中国の5つの「初めて」が注目に値する。
▽中国軍年度訓練計画と軍事競技大会を初めて連動。「国際軍事競技大会2018」を年度訓練任務、大衆的演習イベントと結びつけ行う。陸軍は同一チームの連続3年以上の大会参加を認めず、参加チームの新隊員比率を60%以上に規定している。海軍は車両チームの編成に厳格に基づき競技大会参加チームを選抜し、空軍は5戦区の空軍5個旅団を組織して「航空ダーツ」(Aviadarts)競技参加チームを選抜、新旧隊員比3:1の割合で「空挺小隊」(Airborne Platoon)競技参加メンバーを選抜しており、部隊の基礎訓練の全体的確認を促すのに役立つ。
▽中国軍学校が初めて単独チームを編成して参加。陸軍装甲兵学院士官学校チームが「整備大隊」(Maintenance Battalion)競技に参加し、陸軍工程大学兵器士官学校チームが「銃工職人」(Gunsmith Master)競技に参加、競技参加者は全て学生で、大会後は陸軍下部部隊に配属される。大会のコーチは軍学校の教員が務めている。
▽中国海軍が初めて競技を主催。福建省泉州市の競技会場で海軍陸戦隊分隊の「上陸作戦」(Seaborne Assault)種目を主催する。2017年の陸軍、空軍による主催に続く海軍の主催となり、海軍の良好なイメージと海軍陸戦隊の雄姿を示すことで、民衆の国防事業への献身と海軍建設への支持を喚起する。
▽中国陸軍が初めて「安全ルート」(Safe Route)競技を主催。「安全ルート」は工兵分隊による競技で、中国、ロシア、パキスタン、ウズベキスタンの4カ国が現時点で参加を表明し、競技会場は新疆ウイグル自治区コルラ市である。中国からは南部戦区の陸軍チームが参加する。
▽2種類の中国産軍用機が初めて国際舞台に登場。中国空軍からは5種類の軍用機が大会に参加、爆撃機「轟6K」(H6K)と輸送機「運-9」(Y-9)は初の国外大会参加となる。「轟6K」爆撃機は中国が独自に開発した中長距離爆撃機で、航続距離が長く爆弾搭載量が多く、スタンドオフ攻撃(迎撃可能範囲外からの攻撃)能力が特徴である。「運-9」輸送機は中国産の新型中距離中型輸送機で、任務適応性に優れ、先端的な総合航空機配電システムを有し、機動性能が高いことが特徴で、2014年の珠海航空ショーで正式に公開された。
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