【新華社長春7月31日】7月29日は「世界トラの日」。中国吉林省の東北虎豹国家公園管理局は、同局設立後の初の「世界トラの日」イベントを主催した。
同局はこの1年、山の清掃や狩猟用わなの撤去、野生動物乱獲の特別取締活動を何度も実施し、新たな狩猟用わなを増やさないという目標を実現した。
同時に、特別取締活動を通じて、人とトラ双方の安全確保を促し、有蹄類などの野生動物の安定的な増加、野生東北トラ・ヒョウの個体群の安定、活動範囲の継続的な拡大、自然生態系の確実性と完全性のさらなる向上を実現した。
同局は2017年8月19日、吉林省長春市に設立された。中央政府が直接管理する初の国家自然資源・国家公園管理機構であり、中国の東北トラ・ヒョウ保護事業が実質的な一歩を踏み出したことを意味する。
2016年にインドで開催された、トラ保全アジア閣僚僚会議で報告された調査結果によると、世界の野生トラの個体数は3890頭で、2010年より21・6%増加しており、明らかに回復傾向を示している。中国国内の野生の東北トラの個体数は、現在少なくとも27頭に達している。
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