【新華社成都7月31日】中国ジャイアントパンダ保護研究センターは29日、「保護研究センターが保護・飼育している元野生のパンダ『草草』が25日、臥竜核桃坪野生化訓練基地で双子を出産した」と発表した。研究センターが野生のパンダと人工飼育パンダをペアリングさせるプロジェクトを実行してから双子が出産したのは初めて。同研究センターが昨年、野生パンダと人工飼育パンダをペアリングさせ、出産させることに成功したのに続いて、再び収めた大きな成果。
保護研究センター臥竜核桃坪野生化訓練基地責任者の呉代福氏は、次のように説明した。25日午前、「草草」は頻繁に動き回る、いらだつなど出産前の行動が顕著になり、午後1時35分に最初の赤ちゃんパンダを無事出産した。専門家の初歩的な鑑定によると、最初の赤ちゃんパンダはオスで、体重は215グラムだった。次に生まれた赤ちゃんはメスで、体重は84グラムだった。
現在、2頭の赤ちゃんパンダの健康状態は良好で、最初の赤ちゃんは「草草」が育てており、2頭目の赤ちゃんは臥竜神樹坪基地に移送され、専門家が人工飼育している。
「草草」は保護研究センターが2002年、野外で救出し、センターに連れ帰ったメスのパンダで、今年16歳になる。2017年3月1日、「草草」が臥竜核桃坪野生化訓練基地から「五一棚」野外へ移動され、今年2月12日、再び臥竜核桃坪野生化訓練基地から「五一棚」区域へ移動され、2018年の人工飼育パンダと野生パンダをペアリングさせる実験を始めた。これまで「草草」は5回妊娠し、7頭を出産した。このうちの2回は双子。(記者/蕭永航)
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