【新華社北京7月30日】中国へ行く約束-中国上海市で開催される第1回中国国際輸入博覧会に対する注目が今、世界中で高まっている。世界各地の企業がこの世界的な経済貿易協力の祭典に立ち会うことを切望している。海外商工業界の関係者は、中国のオープンな行動は自国の経済転換の動向とも一致し、経済のグローバル化に巨大なプラスのエネルギーを注いでいるとの見方を示した。
同博覧会は11月5~10日に上海市で開催される。輸入をテーマとする博覧会は世界初となる。
シンガポールビジネス連盟(SBF)の張松声総裁は、同博覧会は世界の貿易プラットフォームとして各国企業の経済貿易協力を強化し、中国の開放拡大と中国・ASEANの貿易関係強化にも役立つとみている。同博覧会はシンガポールで非常に高い関心を呼び、同国企業も参加への期待を示しているという。
ロシア輸出センター国際発展部のベリャーエワ総経理は、ロシア企業にとって中国市場は最も将来性のある海外市場の一つだと述べた。ロシアの多くの輸出企業は同博覧会への出展に興味を持っており、出展申請を提出した企業は100社を超え、さらに多くの企業が申請する意向があるという。
日本の毎日新聞は「中国・輸入博の思惑」と題する評論を発表。同博覧会の開催は中国が市場を開放する重大な措置であり、輸入拡大は中国の経済発展モデルの転換や改革促進のニーズに合致しており、他の国々の発展にも広大な空間をもたらし、世界経済における中国経済の影響力を高めるのに役立つとの見解を示した。朝日新聞も、博覧会は中国が対外開放を拡大し、自由貿易を守る姿勢の象徴との見方を示した。
同博覧会で最初の出展契約を結んだのは、日本の著名産業用ロボットメーカーの不二越だった。那智不二越(上海)貿易有限公司の責任者である俵和之氏は、博覧会への期待でいっぱいだと述べ、博覧会の場を借りてロボット製品と技術を展示し、来場者らの反応を通じて製品をアップグレードしたいと期待した。
フランス・パシフィック・コンサルタントのアベール社長は、フランスを含め多くの国の企業にとって同博覧会への参加は、中国という世界の重要市場へ参入するための足掛かりを得ることに他ならないとした。また博覧会は中国の市場と消費者にとっても、より豊富な選択が提供されると見ている。
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