【新華社成都7月31日】中国四川省の九寨溝で2017年8月8日、マグニチュード7・0の地震が発生し、九寨溝景勝区では地質災害が発生する恐れのある危険な箇所が大量に生じた。また、今年の増水期に何度も激しい雨が続いたことにより、景勝区は再び臨時閉鎖された。同省国土資源庁は30日、九寨溝地質災害対策工事は8月末に完了する見通しだが、景勝区は現時点で再開のめどが立っていないことを明らかにした。
専門家は、景勝区は九寨溝地震後に修復不可能なほど損壊し、美しい風景は二度と戻ってこないと懸念されていたが、実際は、同省が「生態化地質災害対策」の理念を打ち出し、対策工事が可能な限り生態環境を破壊せずに行われたことで、工事後、生態環境が回復し、人工建造物と周囲の自然環境が調和されるとの見方を示した。
九寨溝景勝区の89カ所に及ぶ地質災害対策工事は8月末に全面的に完了する見込みだという。景勝区再開の時期は安全性評価が基準に達した後に確定するため、現時点でまだめどが立っておらず、九寨溝の美しい景観を愛する観光客はまだしばらくの間、辛抱強く待つ必要がある。
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