【新華社ナイロビ7月27日】近年、中国とアフリカのハイレベル相互訪問が頻繁に行われ、政治交流は引き続き高度化している。経済往来はより緊密になり、発展の相互促進、互恵・ウィンウィンを実現している。文化と民間の往来もますます活発になり、感情は日に日に深まり、人々の心は互いに通じ合っている。政治的相互信頼が深まり、経済貿易協力が拡大し、人的・文化の交流が密接になるにつれ、中国とアフリカは日増しに切っても切れない関係になり、苦楽を共にする運命共同体になっている。
▽ハイレベル交流が協力をけん引
今月、中国の習近平国家主席はセネガル、ルワンダ、南アフリカを公式訪問し、モーリシャスを友好訪問する。これは習近平主席が国家主席に就任してから4回目のアフリカ訪問となる。
今年に入ってから、カメルーンのビヤ大統領、ナミビアのガインゴブ大統領、ジンバブエのムナンガグワ大統領を含む数人のアフリカ諸国の首脳が相次ぎに中国を訪問した。
ナミビアのナンディヌダイトワ副首相は新華社の取材に対し、「アフリカと中国の首脳の頻繁な相互訪問は極めて必要なものだ。各国間、特に政府間の関係を強化するからだ」と述べた。
▽実務協力による互恵・ウィンウィン
中国土木工程集団が請け負った西アフリカ地域で最初の都市間鉄道となるナイジェリアの首都アブジャのモノレールが12日、正式に開通した。近年、こうした「中国の鉄道」と「中国の橋」が中国とアフリカの互恵・ウィンウィン、友好協力の新たな象徴となっている。
アフリカ連合委員会(AUC)のクオティ副委員長は新華社の取材に、アフリカと中国は長年にわたり南南協力(発展途上国間の開発協力)の精神を堅持し続け、これによってアフリカと中国の実務協力を推進し、アフリカは衛生、教育、インフラ整備、貿易などの分野で多くの利益を得たと述べた。クオティ氏は、中国が経済発展と貧困脱却において獲得した成果は、アフリカ諸国にとって学ぶ価値があると評価した。
今年、中国は改革開放40周年を迎える。中国とアフリカの貿易額は1978年の7億6500万ドルから2017年には1700億ドルにまで増加した。200倍以上の計算になる。中国は何年も連続してアフリカにとって最大の貿易パートナーになっている。
▽人的・文化交流が民心をつなぐ
今回のアフリカ訪問中、習近平主席はセネガルのサル大統領、ルワンダのカガメ大統領、南アフリカのラマポーザ大統領との会談において、中国とアフリカは人的・文化交流を密にし、民心の疎通を促さなければならないと強調した。
国の交わりは民の相親しむにあり。中国とアフリカの緊密な協力の展開の基礎は人民の間の深い交流だ。近年、中国とアフリカの人的・文化交流は安定的に拡大し、双方の人的往来は年間約200万人、友好都市数は130組以上に達している。 習近平主席は5年前にタンザニアを訪問した際、演説の中で「中国とアフリカの人々は共に呼吸し、運命を共にし、心がつながる兄弟の情誼を結んだ」、「中国とアフリカはこれまでも運命共同体であり、共通の歴史的な苦難、共通の発展任務、共通の戦略的利益がわれわれをしっかりと結びつける」と述べていた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事