【新華社北京7月27日】中国外交部の耿爽報道官は25日、中国は米国の2019会計年度の国防権限法(NDAA)案における中国に関する条項について強い不満と断固とした反対の意を示し、米国が直ちに関連の否定的内容を削除するよう促した。
同日の定例記者会見で、ある記者が次のような質問を出した。米国議会が23日に2019会計年度の国防権限法案を一本化し、草案中に米国と台湾の防衛関係の強化や中国の南中国海における「強硬な行為」の研究など、中国に関わるいくつかの内容が含まれているが、これに対し中国はどうコメントするのか。
耿爽報道官は、中国はこの草案の中国に関わる条項について強い不満と断固とした反対の意を示し、これについて米国に厳正な交渉を何度も求めたことを明らかにした。
また、関連内容がもし可決され、正式な法律になれば、中米の相互信頼を甚だしく損ない、両国の関連分野における交流・協力や台湾海峡の平和と安定を損なうとの認識を示した。その上で、「われわれは米国に、冷戦思考やゼロサムゲームの時代遅れの観念を捨て、関連の否定的内容を直ちに削除し、両国関係の安定的な発展を妨げるのではなく維持するよう促す」と述べた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: