【新華社ヨハネスブルグ7月24日】中国の習近平国家主席は南アフリカ共和国(南ア)のラマポーザ大統領の招きに応じ、南アを公式訪問し、同国のヨハネスブルグで開かれる第10回新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席する。林松添駐南ア中国大使はこのほど、中国メディアの合同インタビューに応じ、中国と南アの関係はすでに南南協力の手本となっていると述べた。
今年は中国・南アフリカの国交樹立20周年にあたる。林大使は、両国関係はパートナーシップから戦略的パートナーシップへ、さらには全面的戦略パートナーシップへと発展し、戦略的、多方面、互恵・相互信頼の特徴を示していると語った。
林大使は、次のように述べた。中国と南アはインフラの連結を実現し、両国の間にはすでに直航便が開通しており、多くの中国の商船も欧州へ向かうための中継地点として南アの喜望峰を選択している。資金融通の面では、中国の主要金融機関がヨハネスブルグで支店や事務所の開設に成功している。民心の通い合いの面では、南アは中国人留学生受入れ数や孔子学院の設立数および地方の友好省・市の締結数がアフリカで最も多い国となっており、中国語を国民の教育体系に組み込んでいる。
林大使はまた次のように述べた。習主席は今3回目の南アフリカ公式訪問を行っている。今年9月にはラマポーザ大統領も中国を訪問し、習主席と共に中国·アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットを主宰する。上層部の頻繁な相互訪問は、両国関係のさらなる発展に大きな原動力を注入するだろう。
林大使はさらに、長年にわたる発展を経て、BRICS諸国はグローバルガバナンス体系の現代化を推進する重要な力となっており、さらには世界経済の成長の主要な原動力となっていると語り、当面の複雑で変化の多い国際情勢に直面し、BRICS諸国が政治的相互信頼や団結・協力をいかに強化し、自分の声をいかに発して多国間主義を守るかが、今回のヨハネスブルグ会議の主な見どころの一つとなるだろうと指摘した。
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