【新華社カトマンズ7月13日】ネパール政府は12日、首都カトマンズで国宝級の希少動物とされるインドサイ(イッカクサイ)2頭の中国への寄贈式を行った。
ネパール政府は2年前、中国に2対のイッカクサイを贈ることを決定。今回寄贈された雌雄1対はその第1弾で、式典後にチャーター機で中国に運ばれ、広東省の広州長隆野生動物世界で飼育される。
式典は中国の援助で建てられたネパール国家自然保護基金会研究センターで行われた。于紅駐ネパール中国大使はあいさつで、2対のサイがネパール国民の中国国民への深い友情を載せており、両国の友好交流の架け橋ときずなとなり、世代を超えた友好を生き生きと描写していると述べた。
ネパールのオリ首相は、同国の国土は広くはないが、自然資源と生物多様性に恵まれているとし、寄贈するサイはネパールと中国の友好の使者だと述べた。
今回寄贈された2頭のサイはチトワン国立公園から来た2歳前後の子どもで、ともに体重は約1トン。ネパール政府が2015年に行った調査によると、同国に生息する645頭のインドサイのうち、605頭が同公園内で生息している。
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