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中日韓ロシアの高速鉄道を比較した米国人記者、結果は中国が最速
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-07-12 10:41:40 | 人民網日本語版 | 編集: 郭丹

  米国人記者のハリソン・ジェイコブズさんが最近、米国のあるサイトに、中国・日本・韓国・ロシアの高速鉄道に乗った感想を書き込んだ。ハリソンさんが見た各高速鉄道の優劣は?そして各国の高速鉄道の特徴とは?環球網が報じた。ハリソンさんは次のいくつかのポイントごとに各国の高速鉄道を評価している。

 1.車両

 中国の高速鉄道はここ十数年で発展し始めたこともあり、車両は当然ながら新しい。中国は昨年、自主設計・製造した最新型車両の「復興号」を世に送り出した。日本は1964年に新幹線を導入し、その後も車両のリニューアルを続けている。韓国の高速鉄道は、2004年に開通し、初期はフランス・アルストム社との共同開発だったが、近年は独自の列車を開発している。ロシアの高速鉄道は、09年にサービスを開始し、技術はドイツ・シーメンス社のものだ。

 2.駅

 中国で新たに建設された高速鉄道の駅は、駅というよりも空港に近い。私が中国で利用したほとんどの高速鉄道の駅は、地下鉄と直接つながっており、旅行にはとても便利だ。日本では、東京から大阪まで新幹線に乗った。美しい東京駅には長い歴史があるが、中国の駅ほど現代化は進んでいなかった。韓国では、ソウルから釜山(プサン)まで高速鉄道に乗った。2つの駅はとても清潔で、移動しやすかったが、特に特徴はなく、大型のショッピングモールのようだった。ロシアでは、モスクワからサンクトペテルブルクまでSAPSANに乗った。モスクワ駅は、外から見ると建物がとても美しいが、内部はサンクトペテルブルク駅と同じく、暗くて狭かった。

 3.乗車率

 16年、中国の高速鉄道網の利用者は延べ約30億人で、乗車率は毎年10%のペースで上昇している。中国全土の高速鉄道は計1万5500マイル(約2万4945キロ)で、初の高速鉄道は08年に開通と比較的遅い時期であることを考えると、この数字には驚かされる。新幹線ネットワークのカバー率は高く、日本の総人口の37%をカバーしている。韓国の高速鉄道網はメイン路線4線からなり、さらに多くの路線の建設が計画されている。印象深いのは、高速鉄道網が韓国の総人口約45%をカバーしている点だ。ロシアの高速鉄道は一路線しかなく、サンクトペテルブルクから、モスクワを通り、ニジニ・ノヴゴロドまで8時間で結ばれている。

 4.切符の購入

 中国では、外国人はオンラインで切符を買うと、切符を窓口まで取りに行かなければならない。また、人気の路線の切符はすぐに売り切れるため、前もって予約しておかなければならない。日本でもオンラインで切符を買うことができる。主要路線は運行本数も多いため、売り切れていないか心配する必要はない。韓国の状況も日本に似ている。ロシアでオンラインで切符を買う場合は、倍の値段を取る会社もあるため、注意が必要だ。

 5.車内スペース

 中国の高速鉄道の車内は、飛行機の機内のようだった。日本の新幹線の車内も中国と似ていた。韓国の車内は少しせまく、古く見えた。ロシアの車内は、4ヶ国の中で一番よかった。

 6.座席スペース

 中国の高速鉄道の座席は大きく、足を伸ばすことができるスペースが十分にあるため快適で、大満足だった。日本の新幹線も中国と似ていたが、座席が少し硬いと感じた。韓国の高速鉄道の座席は少し狭かった。ロシアの高速鉄道の座席も大きく、快適に寝ることができた。

 7.食べ物の車内販売

 中国の高速鉄道には食堂車があり、電子レンジで温めて食べることができる食品が販売されていた。また、乗務員が小さなカートを押して、お菓子や果物、飲み物などを販売していた。新幹線で販売されていたのは、飲み物とお菓子だけで、その種類は少なかった。韓国の高速鉄道は運行時間が短いため、食べ物の販売は行われていなかった。車内販売の面では、ロシアの高速列車が一番よく、多くのエコノミー席でコーヒーやソフトドリンク、サンドイッチなどが提供されていた。

 8.スピード

 中国の高速鉄道は最速で350キロ、通常は307キロで運行され、最近開発された「復興号」は400キロで走行することも可能。日本の新幹線は最速で320キロで、一部の路線はそれより遅いスピードで運行されている。韓国の高速鉄道の最高設計速度は350キロ、運行速度は300キロだった。ロシアの高速鉄道は250キロだが、350キロまでレベルアップすることができる。ハリソンさんは最後に、「最速で、最新なのは中国の高速鉄道」と総括。「中国の高速鉄道は最先端の技術による車両、景観としても際立っている駅、印象深い鉄道網などの面で他に勝っている」と説明したうえで、「改札の手続きと車内の食べ物の選択においては改善の余地がある」とも指摘した。

 

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新華網日本語

中日韓ロシアの高速鉄道を比較した米国人記者、結果は中国が最速

新華網日本語 2018-07-12 10:41:40

  米国人記者のハリソン・ジェイコブズさんが最近、米国のあるサイトに、中国・日本・韓国・ロシアの高速鉄道に乗った感想を書き込んだ。ハリソンさんが見た各高速鉄道の優劣は?そして各国の高速鉄道の特徴とは?環球網が報じた。ハリソンさんは次のいくつかのポイントごとに各国の高速鉄道を評価している。

 1.車両

 中国の高速鉄道はここ十数年で発展し始めたこともあり、車両は当然ながら新しい。中国は昨年、自主設計・製造した最新型車両の「復興号」を世に送り出した。日本は1964年に新幹線を導入し、その後も車両のリニューアルを続けている。韓国の高速鉄道は、2004年に開通し、初期はフランス・アルストム社との共同開発だったが、近年は独自の列車を開発している。ロシアの高速鉄道は、09年にサービスを開始し、技術はドイツ・シーメンス社のものだ。

 2.駅

 中国で新たに建設された高速鉄道の駅は、駅というよりも空港に近い。私が中国で利用したほとんどの高速鉄道の駅は、地下鉄と直接つながっており、旅行にはとても便利だ。日本では、東京から大阪まで新幹線に乗った。美しい東京駅には長い歴史があるが、中国の駅ほど現代化は進んでいなかった。韓国では、ソウルから釜山(プサン)まで高速鉄道に乗った。2つの駅はとても清潔で、移動しやすかったが、特に特徴はなく、大型のショッピングモールのようだった。ロシアでは、モスクワからサンクトペテルブルクまでSAPSANに乗った。モスクワ駅は、外から見ると建物がとても美しいが、内部はサンクトペテルブルク駅と同じく、暗くて狭かった。

 3.乗車率

 16年、中国の高速鉄道網の利用者は延べ約30億人で、乗車率は毎年10%のペースで上昇している。中国全土の高速鉄道は計1万5500マイル(約2万4945キロ)で、初の高速鉄道は08年に開通と比較的遅い時期であることを考えると、この数字には驚かされる。新幹線ネットワークのカバー率は高く、日本の総人口の37%をカバーしている。韓国の高速鉄道網はメイン路線4線からなり、さらに多くの路線の建設が計画されている。印象深いのは、高速鉄道網が韓国の総人口約45%をカバーしている点だ。ロシアの高速鉄道は一路線しかなく、サンクトペテルブルクから、モスクワを通り、ニジニ・ノヴゴロドまで8時間で結ばれている。

 4.切符の購入

 中国では、外国人はオンラインで切符を買うと、切符を窓口まで取りに行かなければならない。また、人気の路線の切符はすぐに売り切れるため、前もって予約しておかなければならない。日本でもオンラインで切符を買うことができる。主要路線は運行本数も多いため、売り切れていないか心配する必要はない。韓国の状況も日本に似ている。ロシアでオンラインで切符を買う場合は、倍の値段を取る会社もあるため、注意が必要だ。

 5.車内スペース

 中国の高速鉄道の車内は、飛行機の機内のようだった。日本の新幹線の車内も中国と似ていた。韓国の車内は少しせまく、古く見えた。ロシアの車内は、4ヶ国の中で一番よかった。

 6.座席スペース

 中国の高速鉄道の座席は大きく、足を伸ばすことができるスペースが十分にあるため快適で、大満足だった。日本の新幹線も中国と似ていたが、座席が少し硬いと感じた。韓国の高速鉄道の座席は少し狭かった。ロシアの高速鉄道の座席も大きく、快適に寝ることができた。

 7.食べ物の車内販売

 中国の高速鉄道には食堂車があり、電子レンジで温めて食べることができる食品が販売されていた。また、乗務員が小さなカートを押して、お菓子や果物、飲み物などを販売していた。新幹線で販売されていたのは、飲み物とお菓子だけで、その種類は少なかった。韓国の高速鉄道は運行時間が短いため、食べ物の販売は行われていなかった。車内販売の面では、ロシアの高速列車が一番よく、多くのエコノミー席でコーヒーやソフトドリンク、サンドイッチなどが提供されていた。

 8.スピード

 中国の高速鉄道は最速で350キロ、通常は307キロで運行され、最近開発された「復興号」は400キロで走行することも可能。日本の新幹線は最速で320キロで、一部の路線はそれより遅いスピードで運行されている。韓国の高速鉄道の最高設計速度は350キロ、運行速度は300キロだった。ロシアの高速鉄道は250キロだが、350キロまでレベルアップすることができる。ハリソンさんは最後に、「最速で、最新なのは中国の高速鉄道」と総括。「中国の高速鉄道は最先端の技術による車両、景観としても際立っている駅、印象深い鉄道網などの面で他に勝っている」と説明したうえで、「改札の手続きと車内の食べ物の選択においては改善の余地がある」とも指摘した。

 

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