【新華社北京7月12日】中国山西省はこのほど、「2017年山西省物流運行状況報告」を公表した。2017年、同省の物流総額は前年比(価格変動要因を除く)6・7%増の2兆7431億1千万元(1元=約17円)で、伸び率は全国の物流総額伸び率と同じであった。社会物流費用は前年比14・2%増の2668億元、対GDP比率は17・8%と、全国平均を3・2ポイント上回り、2015年を5・2ポイント下回った。商務部サイトが伝えた。
同省の物流運行は4つの特徴がある∇工業財物流総額が圧倒的に多く、物流新業態は急成長∇物流費用のGDPに占める割合は下降し、「コスト削減・効率向上」が奏功∇鉄道輸送が大きな役割を果たし、「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)「中亜班列」(中国と中央アジアを結ぶ国際貨物列車)が開通∇物流業界を取り巻く環境は改善され、質の高い発展が加速。
物流需要構造をみると、工業財物流総額は社会物流総額の62・2%を占めたことから、同省の物流需要は工業製品が圧倒的であることが分かる。域外から同省への輸送物流総額は全体の28・3%を占め、電子商取引(EC)など新業態に関わる企業や住民の物流は24%程度の伸びを示し、工業や農業など大口商品を柱とする在来型物流の7%、2・9%の伸びを大幅に上回った。物流業モデル転換は加速し、物流需要構造はさらなる改善が見られた。
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