【新華社蘭州7月9日】「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の食糧協力をテーマとするサミットフォーラムがこのほど、中国甘粛省蘭州市で開催された。国家食糧・物資備蓄局の責任者は、中国の食糧企業と「一帯一路」沿線諸国の食糧貿易と産業面での協力強化を奨励していくことを明らかにした。
フォーラムで同局責任者は、食糧流通、インフラ整備などについて政策面、資金面で支援し、中国の食糧企業が「一帯一路」沿線と多方面、多品目、多層的な食糧貿易・産業協力を展開することを奨励し、後押しする意向を示した。このうち、甘粛省を指導して食糧物流陸港基地、物流パーク、物流中継地建設を推し進め、同省が定期的に「一帯一路」食糧協力サミットフォーラムと貿易商談会を開催し、食糧輸出入貿易を展開することを奨励、後押しするとした。
現在、甘粛省は同省と「一帯一路」沿線諸国を結ぶ食糧ルートを積極的に構築しており、蘭州新区入境食糧指定口岸(通関所)の建設を加速するほか、蘭州、白銀、天水、平涼、武威の5カ所に食糧物流パークを建設し、甘粛に立脚し、西部地域に広く影響する質の高い小麦加工貿易基地を打ち立て、中央アジア、西欧と連結した食糧大ルートを構築するという。
これに先立ち、「第24回中国蘭州投資貿易商談会」関連の食糧をテーマとするフォーラムで、甘粛省食糧産業協会とアゼルバイジャン、ベラルーシなど「一帯一路」沿線諸国の食糧企業が協力メカニズム・売買基本合意協定を締結した。フォーラムに参加した業界関係者は、中国と「一帯一路」沿線諸国が食糧貿易・産業協力を進める条件は日増しに成熟していると評価した。
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