【新華社ワシントン6月20日】トランプ米大統領は18日、6番目の軍となる「宇宙軍」創設に向けて、直ちに必要な作業を開始するよう国防総省に指示した。
ホワイトハウスによると、トランプ氏は同日開かれた国家宇宙会議で、国防総省に対し、宇宙軍創設に向けた作業に着手するように命じ、宇宙軍と空軍の関係については「分離すれども平等」という言葉で形容した。
米国は現在、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊の5つの軍を有している。
トランプ氏はこれまでに何度も宇宙軍創設について言及しており、宇宙が陸、海、空と同じ戦闘領域に属しているとも述べている。宇宙軍創設については議会の一部議員が支持を表明しているが、懐疑的な声も少なくない。
トランプ氏は「我々の地球外における運命は、国家のアイデンティディ問題であり、国家の安全に関わる問題だ」と述べ、米国を防衛するためには、宇宙で米国のプレゼンスを保つだけでは不十分で、米国が宇宙で主導的立場を占めることが必要だと訴えた。
トランプ氏は同日、宇宙空間での人工衛星の交通整理や宇宙ごみ(デブリ)対策に関する大統領令にも署名した。
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