【新華社ハラーレ6月12日】ジンバブエは7月1日から、入国目的が観光または商用で、短期滞在する中国人を対象に、到着時に査証(ビザ)を取得する「ビザ・オン・アライバル(Visa on arrival)制度」を導入する。
在ジンバブエ中国大使館で行われたイベントに出席した、同国の内政大臣兼文化大臣・オバート・ムポフ(Obert Mpofu)氏が明らかにした。なお、就労や留学、移民で長期にわたり滞在する場合は、あらかじめ査証の取得が必要だ。
駐ジンバブエ中国大使の黄屏氏は、新たな制度の導入により、さらに多くの観光客やビジネスマンがジンバブエを訪れ、経済を潤すことを望んでおり、ジンバブエの経済成長や観光業の発展に好影響を与えると話した。
ジンバブエは2016年3月より、中国人の団体観光に対し、ビザ・オン・アライバル制度を導入しているが、個人観光や商用目的は対象外だった。
世界3大瀑布と称されるビクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ) 、サハラ砂漠以南で世界最大の石造建築遺跡「グレートジンバブエ遺跡」など、ジンバブエは観光資源が豊かだ。観光業は重要な支柱産業の一つで、GDP(国内総生産)への寄与度は10%に及んでいる。2017年、ジンバブエを訪れた外国人観光客数は前年比12%増の延べ240万人だった。
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