【新華社パリ6月5日】2018年中国欧州企業家サミットが4日、パリで開幕した。「一帯一路」の枠組みで中国と欧州がいかにウィンウィン協力を深め、包括的成長を促し、新たな経済成長点を生み出すかが注目された。
翟隽駐仏中国大使は開幕式であいさつし、欧州連合(EU)は中国最大の貿易相手国と技術供給源であり、双方は互いに重要な投資パートナーであると述べた。また、原子力エネルギーや航空、人工知能(AI)、デジタルネットワーク技術などの分野で、双方は強者連合を組み、ウィンウィンを実現できるとの考えを示した。
翟氏はまた、中国は平等な協議の原則のもと、優位性の相互補完を拠り所に、三者間協力や多角的協力を通じた「一帯一路」沿線の国や地域での協力をEUとの間で実施し、中国欧州協力にさらなる広い空間を切り開き、関係各国の発展とユーラシア大陸全体の繁栄により大きく貢献したいと強調した。
フランスのラファラン元首相は「一帯一路」は世界の安定促進に役立ち、マクロン大統領も支持を表明していると述べた。同構想はユーラシア大陸を結び付け、沿線諸国にチャンスをもたらすウィンウィンな構想であり、構想の実施を確実なものとし、より多くの国や地域を結束させ、参加させるべきと語った。
中国欧州企業家サミットは2008年に創設されて以降、ロンドンとパリで合わせて8回開催されている。今回の会期は2日間で、中国と欧州の政府や企業の代表、専門家、学者500名あまりが参加した。
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