【新華社成都5月31日】毎年5月25日を含む1週間は、テーマを決めて甲状腺疾患の啓発運動などを行っている「国際甲状腺周知週間」。今年のテーマは「甲状腺に関心を持ち、安心して良好な妊娠期を迎えよう」だった。甲状腺疾患も不妊の原因になることを知らない人が多い中、人々が甲状腺疾患に対する理解を深め、より多くの妊娠適齢期の女性に甲状腺の健康に関心を持ってもらうために、中国の四川大学華西病院が29日、大規模な慈善診療を実施した。
四川大学華西病院甲状腺外科の李林医師は、甲状腺機能亢進症または甲状腺機能低下症などの甲状腺疾患は女性の生殖能力に影響を及ぼし、不妊症や流産につながる恐れがあると説明。妊娠を予定している女性は妊娠前の検診で必ず甲状腺機能を検査し、異常が見つかった場合はすぐに医者に診察してもらう必要があると指摘した。
また、月経異常、閉経、不妊、自然流産など婦人科系の問題は甲状腺の病気により引き起こされる可能性もあるとして、子どもが欲しいのにいつまでも妊娠できない女性は、婦人科検診の際に甲状腺を調べてみるのも良いと注意を促した。
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