【新華社北京5月23日】中国国内初の出版業ビッグデータの専門書「堅持か変革か ビッグデータ時代に出会った伝統出版業」がこのほど、北京で発行された。同書では、中国の出版物コンテンツのデータ量の統計が初めて示された。これによると中国のここ10年間の出版物の合計コンテンツ量は約2・87TBに上るという。
中国新聞出版研究院出版融合発展重点実験室が編成し、社会科学文献出版社が刊行した同書は、ビッグデータ時代がチャンスと挑戦をもたらす中、出版業がビッグデータ技術による業界発展の推進という問題をいかに捉え、利用しているかを体系的に読み解いた。また「データの種類」「データの特徴」「データの利用」などの方面から伝統出版業とインターネット新興産業との共通点と相違点を細かく分析した。さらに伝統出版業がビッグデータ時代への進出を促すために国が取った積極的な措置と、ビッグデータ時代の出版業の対処や試みをまとめた。伝統出版企業のビッグデータ時代の発展に向けて提案も行った。
中国出版協会の柳斌傑理事長は「同書は、中国出版業でここ10年に出版された書籍・新聞・雑誌などのコンテンツのデータ量を細かく計算し、伝統出版業の現状を初期的に把握した。これを土台として、伝統出版企業の既存データとインターネット企業のデータを初めて比較し、コンテンツデータとユーザー挙動データの違いを提出し、ビッグデータが伝統出版業にもたらした影響と衝撃を深く分析した」と評価した。
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