23日、円明園・西洋楼遺跡エリアの遠瀛観で、草刈りに精を出す作業員。
【新華社北京5月24日】中国北京市北西部に位置する清朝の離宮跡、円明園でこのほど、同園を代表する建築遺跡の一つ、遠瀛観の補強工事が開始された。土レンガで遺跡を固め崩壊を防ぎ、石柱の安定性に対するモニタリングを強化するほか、遺跡の敷地内の雨水排水対策や虫食い対策に取り組む。工事期間は120日程度を見込む。1860年、第2次アヘン戦争で英仏連合軍が北京に攻め込み、華麗な離宮だった円明園を破壊し尽くし、略奪の限りを尽くした。(新華社記者/羅暁光)