【新華社北京4月15日】中国各地の国有資産監督管理委員会(国資委)がこのほど、2018年初めの国有企業の業績を相次いで公表した。統計によると、多数の地域の省属企業は好調を維持し、売上高・利益総額は2桁台の成長率を達成、負債率は下がった。経済参考報が伝えた。
四川省が公表したデータでは、1~2月の省属企業の資産総額は前年同期比19・05%増の1兆160億4千万元(1元=約17円)、売上高は前年同期比14・72%増の319億6千万元、利益総額は前年同期比10・41%増の13億2千万元。同省は今年初め、省属企業の資産総額が10%以上、売上高と利益がそれぞれ7・5%以上増える目標を確定した。
財政部がこのほど公表したところでは、石油化学・鉄鋼・電力・石炭などの業界は前年に比べ大幅な増益を収めた。福建省の場合、同省国資委の統計によると、2月末時点で、出資企業17社の利益総額は前年同期比47・4%増の35億5900万元、うちトップ5位は福建省冶金控股17億1800万元、福建石化集団4億7600万元、福建省エネルギー集団3億4700万元、福建省高速公路集団2億1300万元、福建省投資開発集団2億元だった。
専門家は2018年初めのデータと政策を合わせて見ると、東北の国有企業振興が今年さらに加速するとの見方を示した。うち、黒竜江省国資委の出資企業16社の1~2月の利益総額と納税額は3桁台の成長を達成、売上高は前年同期比17・7%(10億6千万元)増の70億2千万元、利益総額と納税額はそれぞれ188%と120・8%増となった。
国務院国有資産監督管理委員会の肖亜慶主任は、東北地域の国有企業改革がすでに奏功していると指摘、東北地域の国有企業改革は簡単に成功するというものではなく、市場と産業の発展周期の問題があるため、構造調整を経なければならないと述べた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事