【新華社ジュネーブ3月25日】世界情報社会サミット(WSIS)フォーラム2018がこのほどスイスのジュネーブで開催され、中国企業が打ち出した超高速無線通信技術が、5G通信を工業利用するうえでの高い信頼性と低遅延の保障を後押しすると広く注目を集めている。
中国新岸線公司(NUFRONT)の雷俊・技術担当副総裁は22日、フォーラムの基調講演において、同社の超高速無線通信技術(EUHT)について、超広帯域無線システム(UWB)、大容量、再送の低減の特徴を持ち、5G技術を工業利用するうえで必要な高い信頼性、低遅延など特性上の要件を満たしていると紹介した。
同氏は「5G規格に関する模索が今回のフォーラムの焦点の1つ。EUHTの技術革新やアップグレードを続けることは、中国にとって5G国際規格競争におけるアドバンテージになる」と述べた。
また、「2Gから3G、4Gまで、無線通信は個人の消費市場が主だった。5G時代の幕が開き、通信業界大手が工業市場でのIoEの重要性を意識し、高い信頼性と低遅延の無線通信技術に着手し始めたが、わが社は2006年にはすでに着手し、現在までに一通りのチップや製品を揃えている」と話した。(記者/聶暁陽)
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