【新華社パリ3月24日】化粧品大手の仏ロレアルと国連教育科学文化機関(ユネスコ)が共同で創設した「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」の2018年授賞式が22日夜、パリのユネスコ本部で行われた。中国科学院院士で、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の張弥曼研究員を含む女性科学者5人が受賞した。
ユネスコの資料によると、張氏は水生脊椎動物の陸への移行に関する研究で新たな視点をもたらしたことが「創造的な研究活動」として評価された。
張氏は現在82歳。世界的に名を知られた古魚類学者で、比較形態学・古代地理学・古生態学・生物進化論を長年研究してきた。デボン紀の総鰭類とハイギョ、陸生脊椎動物の関係に関する研究は、従来の定説に疑問を投げかけた。国際古脊椎動物学会(SVP)は2016年、張氏に対し最高賞である「ローマー-シンプソン・ライフタイム・アチーブメント・アワード」を授与している。(記者/張曼)
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