【新華社ブリュッセル3月18日】中国駐欧州連合(EU)使節団の張明団長はこのほど、EU主流メディア『EURACTIV』のウェブサイトに署名入りの文章を発表し、「中国と欧州はそれぞれシルクロードの両端に位置し、自然な協力パートナーだ。双方の共同の推進のもと、『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』構想と欧州発展戦略がスムーズに連結され、中国は11のEU加盟国と『一帯一路』に関する政府間の協力文書を締結している」と伝えた。
張団長は、「ブリューゲル研究所の推算によると、EUの国際貿易は『一帯一路』構想によりさらに6%増加する可能性がある。『一帯一路』は全く新しい協力構想であり、巨大な潜在力を有しているが、各当事者がそれを認め、理解することで受け入れ、参与することも必要だ」と伝えている。
同団長は、「『一帯一路』は開放的な協力プラットフォームで、その本質は決して『一国主義』や『マーシャル・プラン』にあるのではなく、『開放的な協調主義』にある。その核心理念は、インフラと相互接続を通じて経済協力を促進し、優位性と相互補完、共同発展を実現することだ。『一帯一路』は中国が世界に向けて提供する公共財で、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う原則を遵守するものであるため、各当事者はいずれも平等な参与者、建設者であり受益者だと言える」と強調した。
同団長は、「『一帯一路』は透明性のある協力プラットフォームで、意思疎通や連結を強調している。すべてのプロジェクトが双方ないしは多方面の全面的な科学論証の結果に基づいており、市場の規律に基づいて行われ、国際ルールに従っている」としている。
同団長はまた、「『一帯一路』は包摂的な協力プラットフォームで、開放的、包摂的、均衡的で、あまねく恩恵のある地域経済協力構造の構築を目的としており、新たに別の手段を講じるのではなく、既存の二国間・地域協力メカニズムの相互補完を重視するものだ」と伝えた。
張明団長はさらに、「われわれは開放と協力の精神を引き続き堅持し、欧州の友人と共に、発展思想について共に協議し、協力プラットフォームを共に構築し、互恵協力の成果を共有して、『一帯一路』の国際協力を手を携えて推進する良き友人、良きパートナーとなるだろう」と指摘した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: