【新華社北京3月12日】トランプ米大統領が5月までに朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏と会談し「恒久的な非核化の実現」を目指す意向を示したことを受け、国際社会から歓迎の声が相次いだ。
国連のグテーレス事務総長は9日、トランプ氏と金正恩氏の会談が予定されていることについて「勇気づけられた」と報道官を通じて声明を発表した。ドゥジャリク事務総長報道官によると、グテーレス氏は「各当事者が示したリーダーシップとビジョンに称賛の意」を表し「各当事者が国連安全保障理事会の各項決議に基づき、朝鮮半島の平和的な非核化の実現に向けて費やすすべての努力を支持する」ことを改めて表明した。
ジョンソン英外相も同日、交流アプリ(SNS)で歓迎の意を表明した。ジョンソン氏は「朝鮮の最高指導者が、国連の関連決議履行の準備を整えたという姿勢をみせた。これは非常に重要だ」と述べた上で「接触をしながらも朝鮮への圧力は続けるべき」との見方を示した。
仏大統領府も同日に発表したプレスリリースで、マクロン大統領がトランプ氏と電話会談を行い、米国が朝鮮と対話する意向を表明したことに対し、称賛の意を表したことを明らかにした。マクロン氏は「国際社会は朝鮮との対話を促進し、朝鮮半島の非核化を推進するために一致団結を保つべき」と語ったという。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使、鄭義溶(チョン・ウィヨン)氏は8日晩、米ホワイトハウスで、トランプ氏と金正恩氏が5月末までに会談することに同意したと発表した。一方、ホワイトハウスのサンダース報道官は9日、朝鮮が具体的な措置により約束を果たさない限り、大統領は金正恩氏と会談しない」と述べている。
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