【新華社北京3月7日】中国の全国人民代表大会(全人代)代表を務める上海汽車集団(上汽集団)の陳虹董事長は5日、報道機関の取材に対し、「インターネットと自動車産業の融合は重要な発展の流れだ」と指摘した。経済参考報が伝えた。
陳虹氏は、多くのインターネット企業がここ数年、自動車製造の新たな勢力となっている現象について、「インターネット企業による自動車製造ブームは、自動車産業がイノベーションの集中期に入ったことを示している。自動車産業にとってはイノベーションやモデル転換の重要なチャンスの時期となる」と指摘した。
同氏によると、電動自動車の分野では、上汽集団は当面、完全電動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車という3種の新エネルギー技術を同時に展開する国内で唯一の完成車メーカーとなっている。上汽集団の新エネルギー車(NEV)販売台数はここ5年で15倍に増加した。
コネクテッドカーの分野では、上汽集団とアリババはすでに、世界初の量産コネクテッドカーとなる「栄威」(ROEWE)ブランドのコネクテッドカーを協力して発売している。上汽集団の自主ブランドである「栄威」コネクテッドカーが発売されて18カ月、販売台数は50万台を超えた。
カーシェアリングの分野では、上汽集団は、世界最大の新エネルギー車レンタル会社「環球車享」を立ち上げ、国内の60都市でサービスを展開し、平均で2秒に1件のレンタル予約を処理している。
国際化の分野では、上汽集団はタイやインドネシア、インドに生産拠点を建設し、英国や米シリコン・バレー、イスラエルに研究開発イノベーションセンターを設立している。
無人運転の分野では、上汽集団の無人運転車はすでに、テストコースでの5万キロの走行試験を行っている。数日前には、国内初のコネクテッドカー路上テスト用のナンバープレートを取得している。
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