【新華社北京3月6日】通信分野では次世代移動通信の5G技術が急速に発展している。全国人民代表大会(全人代)代表で、武漢郵電科学研究院副院長の余少華氏は4日、「5G技術の発展に際して、高齢者や貧困層への恩恵をより重視すべきだ」と語った。
余氏は「社会の末端を対象にした調査研究で、4G時代でもまだ多くのユーザーが2G、3Gネットワークを使っていることに気付いた。これは年配者を中心とした一部市民がスマートフォンの使い方を熟知していないこと、4G端末の価格や使用料金、使い方の複雑さが一部の人から受け入れられていないことが原因になっている。このため、科学が絶えず進歩する一方で、かなりの部分の人びと、例えば高齢者層や貧困地域層がその成果を享受できず、ハイテクから『隔離』されてしまうという怪現象が起きている」とした。
そして、5G技術を発展させる際に、端末のコストを抑えること、使い方をより易しくすることにより留意すべきだと提起した。同氏は「自前の知的所有権を持つ端末チップの研究開発でブレークスルーを起こし、端末製造コストの低下に努め、より多くの人が5Gネットワークに手が届くようにし、5Gネットワークが経済、社会の発展にさらに大きな役割を果たすようにすべきだ。同時に、5G端末ソフトウェアの使い方をより易しくすることにも努め、高齢者や学歴の高くない人が使うことを十分に考慮し、彼らが簡単に5Gネットワークを使ってハイテク発展の成果をシェアできるようにする必要がある」と語った。
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