【新華社上海2月27日】中国では春節休暇が終わると、全国主要都市で農村地域からの出稼ぎ労働者を対象とした就職キャンペーン「春風行動」が展開される。上海市で26日、今年の「春風行動」がスタートした。上海市の宝山スポーツセンターで行われた最初の大型合同就職面接会では、企業200社余りが8千件以上の求人を出した。
上海市人力資源・社会保障局によると、同市は14年連続で「春風行動」を実施している。市内各区は1カ月以上にわたる期間中に複数の合同面接会を実施し、多くの区で毎週定期的に開かれる。
同市は今年「インターネット+」を活用し、就職サポートサービスの向上を目指す。微信(ウィーチャット)公式アカウント「楽業上海」などの情報化、スマート化技術を使ったオンラインサービスや、ショートメール、スマートフォンのプッシュ機能、遠隔面接などの手段を用い、幅広く情報を発信していく。
市内各区はまた、東西部貧困扶助協力(経済発展の進む東部沿海地域が貧困地区の多い西部内陸地域を支援)、貧困地区協力などの政策を通し「オンライン」と「オフライン」の連動を実現、対口支援(ペアリング支援)地区で就業ニーズのある貧困層の労働者に対し、適切な求人情報や政策情報を提供する。
同市はさらに、宣伝の強化やサービスの最適化を行い、上海の出稼ぎ労働者に対し、起業意欲と起業能力を高める職業訓練を提供する。出稼ぎ労働者が帰郷後に起業し生計を立てられるよう支援を行う。
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