【新華社北京2月23日】今年の中国の春節連休(旧正月の大型連休、今年は2月15~21日)期間中、全国の消費市場は販売が好調で、正月用品や廟会(正月の縁日)、年夜飯(大晦日の夜に食べる年越しの食事)などの従来型消費も、旅行や読書、映画、展示会などの新興消費も絶好調だった。中国商務部のモニタリングによると、15~21日の連休期間中の全国の小売企業や外食産業の売り上げは9260億元(約15兆6千万円)になり、昨年の春節連休期間より10・2%増となった。人民日報が伝えた。
市場の供給は豊富でバラエティに富んでいる。各地方の商務主管部門や商業、貿易、流通企業は春節消費の新たな特徴や消費のグレードアップの新たな流れに積極的に対応し、多種多様な消費促進活動を行い、消費者の高品質化、差別化、多様化した需要に応えていた。
商品の消費では、品質は以前にも増して重視されている。春節期間中、正月用品や安全無公害食品、宝飾品、スマート家電、デジタル機器などの販売が比較的に速い成長を保った。有機雑穀や無農薬野菜、旬の果物、栄養補助食品などの健康食品の販売が絶好調だった。
外食産業では、正月の雰囲気がより重視されている。年夜飯や一家団らんの食事、親戚縁者や友人との宴会などが春節期間の外食市場の中心となった。各地方で年夜飯の予約が殺到し、一部老舗では、年夜飯の予約率が95%を超えた。
文化・レジャーでは、趣向やセンスがより重視されている。旅行や読書などで春節を過ごすスタイルがますます人気を集めている。全国の映画興行収入は旧暦の元日から1月5日までの5日間(今年は2月16~20日)で46億元(約775億円)に達し、前年同期に比べ60%近くも増えた。
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