【新華社北京２月２２日】中国ＳＮＳ最大手のＷｅＣｈａｔ（微信）は２１日、２０１８年春節期間のＷｅＣｈａｔ利用の各種データ報告を行った。それによると、今年の春節期間には７億６８００万人が新年の紅包（お年玉）のやり取りに同サービスを利用し、利用者数は前年比約１０％増加した。江西省南昌市に住むユーザーは１人で３４２９のお年玉を受け取り「新年の一番幸せな人」となった。中国新聞網が伝えた。
報告によると、２月１５日午前０時から２月２１日午前０時までの６日間に、ＷｅＣｈａｔのメッセージ総送信数は２２９７億通に達し、モーメンツ（タイムライン）の総投稿数は２８億件、ビデオ通話の総通話時間は１７５億分に達した。利用者の世代別では１９９０年代生まれが総送信数の４２・５％を占めて最多となり、以下１９８０年代生まれ、１９７０年代生まれが続いた。
お年玉の受け取りを地域別で見ると、広東、山東、江蘇が上位３省となった。一方、重慶市のある若者は５日間に２７２３ものお年玉を送った。
人が集まる場では、今年はミニゲームアプリがトレンドとなった。春節期間にミニゲームアプリの同時接続数は最高で１時間当たり２８００万ユーザーとなった。ミニゲーム人気第１位となったのは「跳一跳」で、以下「星途Ｗｅｇｏｉｎｇ」「歓楽闘地主」「歓楽坦克大戦」「大家来找荏」がベスト５を占めた。
新年に旅行や外出をする人も多く、今年春節期間のＷｅＣｈａｔ歩数計機能「ＷｅＲｕｎ（微信運動）」の総歩数は６兆４３００億歩となった。帰省して年越しする以外にも、多くのユーザーが海外旅行や買い物を楽しんだが、キャッシュレスで決済できるＷｅＣｈａｔ Ｐａｙの利用も世界中に広がっている。最も多くのユーザーが利用した地域は香港で、タイと日本が続いた。ここでも１９９０年代生まれが主な利用者となっている。
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