【新華社ジャカルタ2月13日】インドネシアのエネルギー・鉱業資源省は10日、公告を出し、バリ島・アグン山の噴火警戒レベルを最高位(レベル4)から1段階引き下げた。
同省地質庁の同日の声明によると、同山の活発な状態が弱まり、危険度が低下したことを考慮し、同省が噴火警戒レベルの最高レベルの4から3への引き下げを決定した。同時にバリ政府に対し、同山周辺の避難地域を噴火口から半径4キロ以内に縮小するよう提案したという。
公告では、火山の警戒レベルは下がったが、火山活動は完全に収束したわけではなく、再噴火の可能性もあるため、関係者に引き続き警戒を呼び掛けている。
同山は昨年11月、大規模な噴火を起こした。バリ島の国際空港が一時閉鎖され、1万人以上の中国人観光客が現地で数日間の超過滞在を余儀なくされた。同省はその後、同山の警戒レベルを最高レベルに引き上げた。
同山はインドネシアのリゾート地、バリ島の北東部に位置し、標高3031メートル。インドネシアにある129の活火山の一つ。
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