【新華社蘭州1月30日】中国甘粛省は文化財の展覧会開催などを通じて、世界各国との文化交流を強めている。「一帯一路」文化回廊を作り上げると同時に、甘粛省の対外開放をさらに一歩進めている。
同省が2017年に開催や参加した重要な展覧会は数十回に及ぶ。日本やオーストリア、英国、米国、フランスの5カ国と台湾、香港などの地域で、シルクロードや敦煌芸術をテーマとした展覧会を7回開催した。同省文物局の馬玉萍局長は「このような文化財の展覧会は、世界中で甘粛省の良さをアピールする助けになっている」と語った。
このほど開催された甘粛省の文物局長会議では、世界各地での展覧会開催のほか、2017年、同省の敦煌研究院は英国のプリンスズ・スクール・オブ・トラディショナル・アーツなどの機関と戦略提携協定に合意し、キルギスタンの機関と協力覚書を交わして、国家海外支援プロジェクトを始動させたことが明らかになった。また同省嘉峪関市とヨルダンのペトラ古城は世界文化遺産の姉妹提携を結んだという。
馬局長は、甘粛省が今年も引き続き影響力のある文化財の展覧会を開催していくと語った。イタリアで開く「シルクロードの宗教芸術・敦煌仏教石窟」展や、香港で開催する「天籟敦煌・敦煌の音楽と舞踊展」、上海で行う「シルクロード敦煌・幸福生存」などのイベントを重点として成功させ、甘粛省の影響力を引き続き拡大させていく考えだ。
また、同省は国際交流の協力を強めていく予定で、引き続き敦煌研究院などの団体と米国のゲッティ保存研究所や英国のプリンスズ・スクール・オブ・トラディショナル・アーツ、日本の東京芸術大学などの機関との協力研究プロジェクトを展開、アフガニスタンやインドなどの国と学術交流プロジェクトを実施していく。
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