【新華社南京1月6日】中国科学院紫金山天文台は4日、同天文台の惑星科学チームと協力機関の研究者による最新の研究において、小惑星帯に位置する小惑星、デンボウスカ(Dembowska)の表面の熱分離の性質を詳細に研究し、この小惑星が水か氷を含む可能性があることを発見したことを明らかにした。これらの成果は、小惑星の形成や進化を深く理解するために、重要な科学的意義を備えている。
小惑星番号349のデンボウスカは、火星と木星の軌道間の小惑星帯に位置する小惑星である。1892年12月9日に発見された。その軌道長半径は地球と太陽の距離の3倍近くに達し、太陽系の「凍結線」に近いため、水か氷が存在する可能性がある。
水や氷を含む小惑星は、地球の生命や水の起源についての重要な手がかり、太陽系が形成された初期の原始情報を含んでいる可能性があり、極めて重要な科学研究価値を備えている。長期に渡り、この小惑星は国際天文研究機関から高く注目されてきたが、科学界はその基本的物理情報を確定できずにいた。
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