15日夜、東京で行われた映画「空海」のプレミア試写会に登場した主なキャストとスタッフ。(新麗メディア提供)
【新華社東京1月17日】陳凱歌(チェン・カイコー)監督のファンタジー映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」(中国名「妖猫伝」)は15日、東京・六本木でプレミア試写会を行った。陳監督、楊貴妃を演じた女優の張榕容(チャン・ロンロン)、空海を演じた染谷将太などのキャストが登壇した。2月24日から日本の全国で公開される。
「空海」の原作は日本の伝奇小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』。1匹の言葉を話す妖猫が唐の首都・長安を揺るがし、中国の希代の詩人、白楽天と日本から遣唐使としてやってきた僧侶の空海が共に隠された真実を追い求める冒険物語。映画は2017年12月22日に中国で公開され、興行収入はすでに5億2千万元(1元=約17円)を超えている。染谷将太のほか、阿部寛などの日本人キャストも出演している。
試写会の前に約700人の観客の前で舞台あいさつが行われた。陳監督と原作者の夢枕貘氏は2人とも、初めからこの映画を作りたかったと話した。「偉大な唐王朝は中国のものであるだけでなく、アジアのもの、世界のものであり、開放的で包摂的、多様性に富んだ唐王朝は、その文化を好み、交流を促進させる海外の人々を引き寄せた。この映画を通してまた違った唐代の繁栄の姿を見てほしい」と語った。