【新華社ダッカ1月23日】バングラデシュの農村電気化委員会への取材によると、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が初めて単独で融資を行うプロジェクト「バングラデシュ配電システム改良プロジェクト」が開始されたことが明らかになった。現在までに、同国農村地域で100万台の電気メーター設備が設置された。
同国の農村電気化委員会は、ダッカの電力供給会社と合同でこのプロジェクトを実施した。同委員会によると、このプロジェクトは、同国の農村地域で250万台の電気メーターと6万5000台の変圧器を新設し、同時に7万5000キロにおよぶ送電線の架線を行うという。農村地域における供給能力の拡大と向上により、同国農村部に住む1250万人以上の住民に恩恵がもたらされるという。
AIIBはこのプロジェクト以外に、アジア開発銀行(ADB)と合同で同国に融資を行ない、首都ダッカ北部にある天然ガス田の生産効率向上とパイプライン設備の拡充を行う。このプロジェクトは、天然ガスの供給や輸送においてネックとなる問題を解決し、バングラデシュ経済の持続可能へ向けた転換を促進するだけでなく、貧困の減少をも見込む。(記者/劉春涛)
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