新華網北京7月8日(記者/藍建中)今年7月7日は「七七事変」80周年にあたる。日本の全面的な中国侵略戦争の発端として、この屈辱な日々を中華民族は心に刻み永遠に忘れない。警戒すべきなのは、80年が過ぎ去っても、日本社会には依然として侵略の歴史を美化し、隣国を敵視する濁流が渦巻いていることで、国際社会はこれに対し警鐘を長く鳴らしている。
日本が「七七事変」を引き起こした事実はすでに天下に曝け出されたが、右翼勢力は逆に日本の罪を力の限り抹殺し、「『七七事変』は中国側が先に発砲したことにより引き起こされた」「中国側が戦争を拡大した元凶だ」などと嘘を持ちだしている。さらには一部の右翼勢力は、日本の中国侵略期間中、「中国は加害者」で「日本こそが被害者だ」などと鼓吹さえしている。
右翼勢力もまた日本の侵略を懸命に美化し、アジア諸国を西側の植民地支配から解放するための「正義の戦争」により、第二次大戦後の国際秩序や極東国際軍事裁判の日本人戦犯に対する判決の覆しが企てられ、東アジアの秩序と世界システムにより戦前及び戦時中の状態を取り戻すことができたと称している。安倍政権は憲法改正を懸命に企て、まさに戦後の国際秩序の重要なステップに挑戦しようとしている。
中国の急速な発展の勢いに対し、中国の分裂を企てるたくらみが日本の右翼勢力の中で再び沸き起こりつつある。「台湾独立」「チベット独立」「新疆独立」の分子らを、右翼勢力はいずれも大切な客として扱っている。
中日間の勢力均衡(balance of power)には大きな変化が生じたが、一部の日本の政界関係者を含む右翼の反動的な動きは、中国への敵視及び80年前と本質的には変わらない。言い換えれば、80年が過ぎ去っても、当時の軍国主義の観念は清算されていないばかりか、時機を伺い再び災いをもたらそうとしているのだ。これは世界平和にとって疑いなく脅威となるだろう。
歴史の悲劇の再演を避けるには、国際社会は日本の右翼勢力が軍国主義を復活させようとする傾向に強い警戒心を維持し、少しも妥協することなくその一連の政治的・軍事的な危険な行動と断固として戦っていかねばならない。
(新華社より)
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