新華網ベルリン7月7日(記者/任珂)メルケル首相と会談を行い、ジャイアントパンダ館の開館式に出席し、中国とドイツの青少年サッカーの試合を観戦し、一連の協力文書の署名に立ち会う。習近平国家主席のドイツへの公式訪問は充実し、実り多い成果を収め、中国とドイツの高水準の協力に新しいエネルギーを注入した。
習主席は2014年以降、2回目のドイツへの公式訪問になる。習主席の前回の公式訪問で、中国とドイツ双方は両国関係を全方位的な戦略的パートナーシップに進展させることに一致して同意し、中国・ドイツ関係の新しい1ページを切り開いた。
この3年間に、双方は十分に緊密なハイレベル交流を展開している。国家元首の相互訪問は数年に1回から1年に数回だが、メルケル首相は中国を10回訪問している。中国・ドイツ両国は各分野の協力と交流が日益しに頻繁かつ緊密になり、二国間メカニズムはほぼすべての分野をカバーしている。経済貿易、技術、双方向の投資協力において新たな飛躍を遂げ、人文交流の内包はより豊富になり、中国・ドイツ関係は高水準の発展段階に入った。
高度な政治的相互信頼と緊密な協力と交流から、活発な経済貿易関係が形成されている。ドイツ側の統計によると、2016年に中国・ドイツ二国間貿易額は1,700億ユーロに上り、中国は初めてドイツの最大の貿易相手国になった。ドイツは欧州で中国への技術譲渡が最も多い国で、2017年5月時点で、中国がドイツから導入した技術契約金額は累計768億2千万ドルに上る。
「一帯一路」構想の深層からの推進とますます多くの中国企業の海外進出に伴い、中国・ドイツの投資協力は「単車線」から「双方向の快速車線」に突入し、ドイツでの中国企業の発展は、当地の民衆に実質的な利益をもたらしている。
中国とドイツの緊密な協力は目に見えて、触れることができるものだ。実験室で、中国とドイツの科学者は基礎科学と応用科学でそれぞれの難関を攻略するために協力した。ドイツ製機器と設備を導入した工場で、「中国製造」の質と効果が向上した。ドイツ人監督がサッカー場で、先端の訓練方法で中国のさまざまな年齢層の未来のサッカー選手たちを指導している。
両国は経済のグローバル化と自由貿易を支持し、重大な国際問題において、共同の立場を示し、相互に重んじ、相互に依存している。
過去を振り返ると、中国とドイツの交流は悠久の歴史がある。両国人民は相互に尊重し、互いに好感を抱き、相手国の文化に密着している。中国とドイツの国交樹立後の45年間に、世界及びドイツと中国に劇的な変化が起こり、中国・ドイツ関係はさまざまな試練に耐え抜いて歴史的に最良の時期を迎えた。
まさに習主席が述べたように、中国とドイツの国交樹立から45年間における二国間関係の発展は「成功物語」となり、両国と両国人民に確かな利益をもたらした。中国・ドイツの実務的協力は、中国・欧州関係で重要な主導的役割を発揮しただけでなく、世界で最も重要な経済体が互恵互利とウィンウィンの協力を展開する模範にもなっている。
習主席の今回の訪問は時宜にかなうと言える。両国の指導者は新情勢のもとで、いかにして機会を捉え、中国・ドイツの全方位的な戦略的パートナーシップを推進する全体計画をより適切に策定していくかについて、深層から意見を交換し、中国・ドイツ関係が高水準により大きく発展するために推進する。
現在の世界で、中国・ドイツ関係の重要性は早期から両国だけの範疇を越えている。国際情勢が複雑化になればなるほど、中国・欧州関係の安定した発展は、重要な意義を持つ。中国・ドイツ関係の発展は、中欧関係の発展をリードするために有益であり、世界により多くの安定性と予測可能な積極的な要因を注ぎ込む。
ドイツ文学の巨匠、ゲーテが語ったように「自分自身の価値を好きになるためには、世界のために価値を創造すべきだ。」貿易保護主義とポピュリズムの勢いが強まる今日、良好な中国・ドイツ関係は開放された包括的なウィンウィンの世界を築き上げるための重要なエネルギーになり、「成功物語」を全世界に広めていくだろう。
(新華社より)
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