新華網北京6月15日 ガン患者は疲労感や眠気に悩まされるものである。米ロチェスター大学医学センターの研究で、ヨガの練習がこれらの疲労感緩和に有効であることが分かった。
研究者は321名のガン患者を対象とし、これを二組に分けた。一組は正常に生活し、もう一組はハタヨガのレッスンに参加し、基本姿勢や呼吸法、瞑想を学び、1回75分の練習を週2回、計4週行った。
結果によると、ヨガが対象者の疲労感を大幅に軽減したことが分かった。このうち約5分の1の人が、疲労感が軽減したのは睡眠の質が上がったからだと答え、37%の人が昼間に眠る時間が減ったからだと答えた。
研究者は、ヨガを行った対象者の睡眠時間が減ったのにも関わらず、より元気が出たことに驚きを示し、「これは興味深い発見だ。ある人は体の調子が良くなく、いつも疲れているので、休息が必要だと思っているからである。しかし実際には、ガンによる疲労感は一般のものとは異なり、睡眠や休息で緩和することはできない。」と述べた。
(新華社より)
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