「2016中国都市開発報告」が14日に発表されました。この報告書では、「京津冀地域(北京市・天津市・河北省地域)」、「長江デルタ地域(上海市、江蘇省南部、浙江省北部を含む、長江河口の三角州を中心とする地域)」、「珠江デルタ地域(広州市、深セン市、香港などを含む、珠江の河口にある三角地帯)」などの「都市圏」が都市化の戦略的モデルとなっています。
報告書によりますと、中国の都市開発は現在、発展段階と規模が異なる19の「都市圏」の分類を行い、「京津冀地域」、「長江デルタ地域」、「珠江デルタ地域」を国際レベルの「都市圏」として構築するとともに、その他16の「都市圏」については周辺地域の発展を支える成長拠点に育てることを目指しています。すでに、ランドブリッジと河川沿岸の道を横軸に、シーサイドラインや北京とハルビン、北京と広州、包頭と昆明を結ぶ道を縦軸とする都市化戦略を定めました。
報告書は、「『京津冀地域』、『長江デルタ地域』、『珠江デルタ地域』などの『都市圏』の発展が、中西部地域と東北地域、中原地域、四川省および重慶地域などの『都市圏』の発展を牽引できる」とし、「『都市圏』は、地域経済のバランスの取れた発展を調整する都市化の戦略的モデルになっている」としています。
(中国国際放送局)
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