新華網北京6月15日(記者/王建剛、包爾文)6月13日、スイスのジュネーブで開催された国連人権理事会第35回会議で、中国常駐国連ジュネーブ事務所と在スイスその他の国際組織の代表の馬朝旭氏は140余りの国を代表し、「貧困削減のために共同で努力し、人権を促進し、保護する」と題した共同声明を発表した。
貧困を削減し、共同で裕福になることの実現は、社会主義の本質的な要求であり、中国共産党の歴史的使命となる。改革開放後、中国は特色ある貧困扶助開発路線を歩むことで、7億人余りの農村の貧困人口が貧困から脱却した。
中国共産党第18回全国代表大会以降、習近平同志を核心とする党中央委員会は小康社会の全面的な建設、中華民族の偉大なる復興を目指す中国の夢という戦略的な高みから、貧困扶助措置を刷新し、貧困扶助開発業務を全面的に推進してきた。
制度の優位性と傑出した指導
多数の国際的な関係者が次のような見解を示した。中国の貧困削減事業において全国が一体としてまとまりを確保できるかどうかのカギは、中国の特色ある社会主義制度にある。同時に、メカニズムの優位性も中国の貧困削減事業で大きな成果を上げる重要な要素の一つでもある。
別の一部の国連の高官は、中国の貧困削減業務が着実に効果的に推進されてきたのは、中国政府の指導力と密接に関係すると受け止めている。
国連高官は中国の貧困削減がこれほど大きな成果を上げた原因について、深層から綿密に思考し、研究を行っている。国連のグレーテス事務総長は全体計画で複数の分野に配慮し、歩調を合わせることが中国の貧困削減事業が成功した重要な原因と強調した。
『中国共産党中央委員会、国務院の貧困離脱攻略戦勝利に関する決定』の発表から、国務院貧困扶助弁公室が組織的に展開する貧困扶助開発成果の審査、改革審査メカニズムまで、貧困扶助資金、金融活性化の活力の整合から、省市県郷村五級が共に取り組む貧困扶助、各層に行き渡る責任制のガバナンス構図まで。すべてのこれらの国際組織の中国政府の貧困削減業務における指導力を期待の目で眺める。
精確な貧困扶助と経済成長
取材で、記者は国連は多数の高官が中国の精確な貧困扶助を十分に賞賛するのを見てきた。グレーテス事務総長もその一人だ。グレーテス事務総長は中国の貧困削減の成果から貧困削減の努力が精確に意識され、全体計画で複数の分野に配慮し、長期的な戦略計画が必要になることが示されたと指摘する。
「精確な貧困扶助、精確な貧困離脱」という貧困離脱・難関攻略の基本的な方策を着実に実施するため、中国各地で貧困人口のためのカード登録、正確な識別が相次いで実施されている。また、貧困扶助対象の精確性、プロジェクト手配の精確性、資金使用の精確性、措置の各世帯への普及の精確性、村による人員派遣の精確性、貧困離脱効果の精確性を保証し、貧困離脱の全面的なカバーを実現することで、政策のボーナスをより精確に、より公平に幅広い貧困者層に還元し、内生的エネルギーを絶えず引き出していく。
中国での貧困削減の「波及効果」
国連「ミレニアム開発目標2015年報告」で、世界の深刻な貧困人口は1990年の19億人から2015年の8億3,600万人に減少し、このうち中国の貢献度は70%を超え、世界の貧困削減事業に重大な貢献を果たしたことが示された。
グレーテス事務総長は中国の巨大な成功と貧困削減で獲得した誇らしい業績は、世界にポジティブな「波及効果」をもたらすとの考えを示した。グレーテス事務総長は成功例と失敗の教訓を共有することで、中国は他の発展途上国が最適で効果的な貧困削減政策を探し出すために協力できると強調した。
被援助国から援助国へ、貧困落伍から貧困削減の模範へ、中国は世界の貧困削減事業に知恵と力を貢献してきた。貧困のない共同発展する人類運命共同体を共同で構築するために、うまずたゆまず奮闘したことは、中国共産党員の広い視野と広々とした度量を明確に示している。
(新華社より)
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