新華網北京4月9日(記者/林暉、安蓓)北京、天津、河北省協同発展専門家諮詢委員会委員で、中国都市計画設計研究院の李暁江元院長は7日、新華社記者の取材を受けた際に、次のように述べた。雄安新区は歴史の新しい起点に立ち、新しい基盤となる新区を発展させ、雄安新区の計画は時代の先進性を重視し、新時期の計画理念を体現し、中央都市工作会議の都市発展建設に対する新しい要求事項を体現すべきだ。
李暁江元院長は次のように説明した。雄安新区計画は第一に生態を優先させ、グリーン発展を堅持する。雄安新区は北京、天津、河北省の大気環境と水環境が敏感な地域に位置し、「華北之腎」と称される白洋淀に隣接する。新区開発建設は生態環境保護を前提に、エコ・グリーン発展戦略を全面的に実施しなければならない。白洋淀の生態水域及び当地の縦横に交錯する水利ネットワークの青色空間の保護を十分に考慮すると同時に、陸域エコ・グリーン空間システムを構築し、青と緑が融合した生態システムを形成することで、新区開発を優良な生態環境の中に溶け込ませ、青と緑が混ざり合い、新鮮で明るく、水都が一体化したエコ型新区を建設する。
李暁江元院長はまた、次のように述べた。雄安新区の空間計画形式は、人口と経済拠点となる密集地域の改善・開発モデルを模索するための模範を示す必要がある。形式主義の計画手法を排除し、複合型計画プランを採用する。単純な都市機能計画、道路の拡張、大広場を排除し、機能が一体化し、道路ネットワークが発達し、小市街区が快適な生活空間構造を採用する。中心から放射線状に拡大する都市計画を取り止め、「大都市病」を克服し、生態環境への衝撃を軽減し、新区開発のフレキシブル性と臨機応変性を高める。
李暁江元院長はさらに、次のように指摘した。雄安新区計画は地域の協同及び都市一体の理念を十分に体現しなければならない。地域的側面において、北京、天津、石家庄、保定との協同発展を強化し、各地域の役割を発揮する。地域的側面において、雄県、安新、容城の三地の協同発展を強化し、都市計画、交通、サービス、インフラにおいて高度な協同と融合を実現することで、雄安新区は地域開発を真にリードする新しい成長軸となり、 新型の都市化を実践するモデル区になる必要がある。
李暁江元院長は次のように説明した。雄安新区計画は複数の融合と1枚の青写真を徹底して実現する必要がある。新区開発は経済、社会、土地、生態、環境、インフラ、公共サービスといった多方面の開発計画を総合的に考慮し、新区の健全かつ持続可能な発展を導く一枚の青写真を形成しなければならない。国際機関と人材の参加を吸引し、国際的な先端基準と技術を導入する必要がある。高効果で統一された計画建設管理体制及び強力な技術サポートシステムを確立し、新区の全体計画を保障し、スタートエリア計画を秩序正しく実施しなければならない。
李暁江元院長はさらに次のように述べた。2,000平方キロの地域範囲内に白洋淀を核心とする優良な自然生態環境を形成する。新区のスタートエリア、発展エリア及び雄県、安新、容城の3県で構成された科学的な配置の良質の複合型新区を形成する。同時に経済が発達し、環境が優美な幅広い村の建設に着手し、田園の風光を適切に保護する。雄安新区は中国の新時期の都市開発及び都市化に向けて新しい路線を歩み、国家、ひいては国際的なイノベーションの発展に向けた成功例になると予想される。
(新華社より)
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