チベット自治区における送電網建設の一環として、チベット中部送電プロジェクトが6日、南東部のニンチ市で着工しました。このプロジェクトの完了によって、北部の青海チベット送電プロジェクトと東南部の四川チベット送電プロジェクトの一体化が実現し、中部地域の電力需要に応えられることが期待されています。
このチベット中部送電プロジェクトの建設は、平均海抜が4000メートルを超える青海チベット高原の中東部で進められます。完成後は、標高世界一の送変電網になるとされています。
現在、ニンチ市の70%のエリアが、チベット自治区内の主幹送電網を外れています。このプロジェクトによる送電が開始することで、このエリアが主幹送電網の対象になるほか、農村部の送電網を強化するための工事電力が保障されます。
(中国国際放送局)
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