韓国軍合同参謀本部は6日、「朝鮮が6日に平安北(ピョンアンブク)道から、朝鮮半島の東部海域に向かって弾道ミサイルを4発発射した。これは1カ月以内に朝鮮が再びミサイルを発射したことになる」と発表しました。朝鮮中央通信は7日、「朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が6日、朝鮮人民軍の弾道ミサイル訓練を現地で指導した」と報道しました。これを受けて、国際社会は朝鮮のミサイル発射を非難するとともに、停止するよう呼びかけました。
国連のファルハン・ハク事務総長副報道官は6日、「グテーレス事務総長は朝鮮が安保理の決議に違反して再びミサイルを発射した行為を非難し、朝鮮に発射停止を要求した」と明らかにしました。
また、中国外務省の耿爽報道官は6日「安保理の関連決議には、朝鮮の弾道ミサイル発射に関する規定が記されている。中国は朝鮮が安保理の決議に背き、ミサイル発射を行うことに反対している。アメリカと韓国は朝鮮を対象とする大規模な合同軍事演習を行っている。当面の情勢下において、各側は冷静さを保つべきであり、互いに挑発し合い、地域の緊迫化した情勢をエスカレートさせるようなことをしてはならない」と示しました。
アメリカのホワイトハウスは6日、「朝鮮によるミサイル発射は、他の国への厳しい脅威となった」と表しました。ホワイトハウスのスパイサー報道官は「アメリカは同盟国とともに朝鮮からの脅威に対応する。アメリカは朝鮮の弾道ミサイルに抵抗する措置を講じている」と発表しました。
(中国国際放送局)
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