イルカの「アイビー」を調教する藍春紅さん(2月28日撮影)。
「藍さん、エサの魚を準備して!」毎朝8時前。藍春紅さんの同僚がこの22歳の女の子に叫ぶ。二人で水族館の倉庫へ冷凍された魚肉を取りに行き、イルカたちに与える。イルカ調教師として藍さんが勤めだしてから1年弱。すでにイルカとともにショーを担当するようになった。日ごろの訓練と仕事愛の賜物だ。
藍さんは江西芸術職業学院出身。現在は江西南昌万達海洋楽園のイルカ調教師である。イルカの調教は、イルカと一緒に遊んでいればいいわけではない。難度の高い一連の訓練が必要だ。「訓練は大変です。でも、調教師たちとイルカの以心伝心のやり取りを見ていて、私もやっていこうと決ししました」と藍さんは語る。
イルカと仲良くなるのは難しい。「始めたばかりの頃は、私が水の中に入るだけでイルカが遠くに逃げていきました」と言う藍さん。「1か月の訓練を経て、イルカたちは徐々に私になついてきました。イルカごとに性格が違います。でも真心で彼らと付き合っていると、心を開いてくれるんです」。
藍さんは現在、毎週イルカショーを務める。観客の喝采や拍手が達成感の源だ。
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