待機児童問題が深刻化、職場復帰が贅沢な願いに

　　日本では女性が出産後に職場復帰するためには、子供を保育園に送るのが一般的な手段となっている。しかしこの簡単な手続きは、多くの人を困らせている。

　　匿名の母親は保育園探しに失敗し、拒否された経験をブログに記し、さらにはデモ行進や座り込みなどを行った。か弱い女性たちは、「日本死ね」というプラカードを掲げた。

　　保育園の不足という事実により、日本の母親たちは家に縛られている。このような経験を持つ母親は少数派ではなく、「日本死ね」は昨年話題をさらった。

　　今や、また一年が過ぎた。日本の保育園はこのほど、4月の入園者リストを発表している。残念ながら、入園を拒否され怒りを抑えきれない、もしくはため息を漏らしている保護者が減っていない。川崎市在住の女性（35）は1月下旬、保育園から入園を拒否する手紙を受け取り、生後8ヶ月の娘を預ける場所がなくなったと話しながら涙を流した。

　　彼女は競争を避けるため、東京都内から子供の少ない郊外に引っ越した。川崎ならば子供が少なく、娘を保育園に入れられるだろうと思っていた。通勤時間が長くなっても、仕事を続け娘の面倒を見ることができる。ところが彼女の願い通りにはならなかった。