新華網北京3月4日(記者/孫辰茜)中国外交部の耿爽報道官は3日、韓米が今年の合同軍事演習「フォールイーグル」を開始したことに対し、中国側は既に外交ルードを通じて、中国側の強い懸念を関連方面に伝えたと表示した。
韓米両国は1日から今年度の合同軍事演習「フォールイーグル」を開始した。報道によると、今年の合同軍事演習は2か月に渡り、歴代最大の規模となっている。原子力空母カール・ビンソン、B-52戦略爆撃機、B-1Bランサー爆撃機、B-2ステルス戦略爆撃機、およびF-35Bステルス戦闘機などの米軍の戦略兵器も軍事演習に参加する予定だ。同時に、両国は今回の軍事演習で初めてミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」用いる作戦概念も演習するつもりだ。
耿報道官は次のように述べた。朝鮮半島と北東アジア地区の平和と安定を維持することは関連各国の共同利益と一致するものであり、各国共同の責任でもある。現在、朝鮮半島の情勢はきわめて敏感で複雑になっている。関連各国は半島情勢の緩和を促し、北東アジア地区の平和と安定の維持に役立つことをより多くすべだ。
耿報道官は更に次のように強調した。中国側は韓国でのTHAAD配備に反対する立場は一貫して明確だ。中国側は、関連配備のプロセスを停止し、誤った道で進み続けることをやめるよう関係方面に促す。(翻訳/呉寒氷)
(新華社より)
関連記事: