歴史学者などでつくる「村山首相談話を継承し発展させる会」(村山談話の会)は8日、国会内で集会を開いた。出席者は安倍晋三首相の今月下旬の真珠湾訪問を「芝居」だと批判し、「日本に侵略されたアジア各国を先に訪問すべき」と主張した。共同通信が伝えた。
国会議員など約150人が集会に出席。マレーシア華人などによる「第二次世界大戦歴史研究会」の幹部も参加。同会の翁清玉会長は「日本軍はマレーシアなどで、華人などを虐殺し、暴行を働いた。過去の問題は未解決だ」と強調した。
その他の出席者は真珠湾訪問について、「日米同盟の強化のため芝居をする必要はない」「これは米国追随だ」と述べた。
村山談話の会は今回の集会により、日本軍が1941年12月8日に真珠湾を攻撃する前に、英国領マレー半島で英国と開戦していたことを知らせようとした。
(チャイナネット)
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